●あっさり内定が出てすぐに転職するのが不安です。対処方法を教えてください。
今回はこんなお悩みにお答えします。
こんな方におすすめ
- 転職であっさり内定が出た人
- 転職するか迷っている方
- あっさり内定で不安に感じている人
本記事の信頼性
いざ勇気を出して転職活動を始めてみると、あっさり内定が出ちゃった。このようなことは案外あります。
喜ばしい事のはずですが、これから先長く働くことを考えると簡単に決断できないですよね。実際私もあっさり内定で不安を感じ、すぐには決断できませんでした。
今回は、転職であっさり内定が出て不安に感じる理由や、不安に感じて迷った時の判断基準について解説します。
本記事を読めば、転職活動のあっさり内定に関する不安や悩みを解決できると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは早速始めます。
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目次
転職であっさり内定が出た時に不安を感じる理由
早速ですが、転職活動であっさり内定が出た時に不安を感じる理由を解説します。
転職であっさり内定が出た時に不安を感じる理由
- ①ブラック企業でないか心配だから
- ②十分に検討できないから
- ③他の企業と比較検討できないから
- ④辞める決心がついてないから
順番に解説します。
①ブラック企業でないか心配だから
あっさり内定が出る会社はブラック企業ではないか?といった不安が残ります。
倍率の高い人気企業や大企業では、応募者が多く選考に時間がかかる場合が多いです。たくさんの人の中から見極めるため、面接回数や選考期間も長期化する可能性があります。
その一方で、ブラック企業は
- 人手不足なので、すぐに人がほしい
- お金がないので、採用にコストをかけられない
- 応募者が少ないので、選考に時間がかからない
といった傾向があります。
そのためあまりにもあっさり内定が出ると「ブラック企業ではないか」と心配に感じるのも無理はありません。
②十分に検討できないから
あっさり内定が出ると、十分な検討ができません。
というのも基本的には内定が出てから企業へ回答するまでの保留期間は1週間程度だからです。あっさり内定が出てしまうと、十分な検討期間が取れず迷ってしまいます。
私が内定を頂いた中では最大1ヶ月間待ってくれる企業もありました。がそんな企業の方が珍しいです。基本的にはその他は1週間程度でした。
時間的な余裕がないと間違った選択をしてしまう可能性も。あっさり内定が出ることの弊害だと言えます。
③他の企業と比較検討できないから
またあっさり内定が出てしまうと、他の企業と比較検討が出来ません。
第1希望の企業であればまだしも、転職活動の1社目は練習がてら第2希望以降の企業から受けてみよう、、そんな方もいると思います。その場合、受かっても「第1希望の企業と比較できない、どうしよう・・」と迷ってしまう原因になります。
また第1希望と思っていた企業であっても、あっさり内定が出ると「これで良いのかな」と不安に感じてしまうものです。私自身もそのような不安を感じました。
他の企業と比較検討せずに、入社するのは危険です。十分に検討するようにしましょう。
④辞める決心がついてないから
あっさり内定が出た場合、現職を辞める決心がまだついていない場合もあります。
中には自分の市場価値を確認するため、転職活動を始めた人もいるでしょう。いざ受かってしまうと、どうしようかなと、決心がついていない状態で不安に感じることもあると思います。
だからこそ、事前に自分を理解しておくことが重要です。決心がついていない場合は自己分析で自分を知りましょう。
自己分析におすすめの転職本
自己分析は頭の中だけではなかなか難しいので、書籍の力を借りるのがおすすめです。書籍を3冊ご紹介します。
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- 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方:好きなこと・得意なこと・価値観など自分を見つけ直せます
- 「向いてる仕事」を見つけよう:12の資質から自分がどれに該当するのかわかります
【実体験】転職であっさり内定が出て不安になりました
私の実体験として、あっさり内定が出で不安に感じた事例をご紹介します。
その①:1day選考会であっさり内定
1つ目は1day選考会であっさり内定が出た話です。
私が受けたその企業は通常の選考(書類応募~面接~内定)も実施していますが、土日に1day選考会を実施していました。平日は中々時間が取れないので、転職者にとっては嬉しい制度です。
事前に書類を送付し、通過した方は当日の1day選考会で面接、内定まで出るという形でした。結果的には内定をもらえたのですが、内定から回答まで1週間だったため非常に迷うはめに。1週間で自分の人生が大きく変わる決断をする心構えも出来ていなかったため、色々考えすぎてしまい結局辞退することになりました。
あっさり内定が出た後のことをきちんと考えれていなかった、ダメなパターンですね。
関連記事大企業の技術職はつまらない?|つまらない理由とやるべきことを解説
その②:面接一回であっさり内定
2つ目の事例は面接1回で内定をもらったことです。
大きな企業ではありましたが、その部署は面接1回で内定を出すとのこと。面接時間が長いとはいえ、内定が出た後は以下のような不安が残りました。
- 私のことをきちんと理解したうえで内定を出してくれたのか
- 私も仕事内容や企業情報をきちんと理解できてるのか
- 会社としては良いが、その部署は人が辞めるブラックな部署ではないか
内定が出たのは良いものの、こちらも面接一回では不安に思うことがちらほら出てきてしまいました。実際のところこのような懸念は心配しすぎな可能性も高いですが、あっさり内定で生まれてしまった心配でした。
※基本的には大きな企業であれば懸念点は少ない傾向にあります。
>>大企業は楽すぎる?本当に楽なのか7年以上働いた筆者が解説
その③:2回目の面接が実質面談形式で内定
3つ目の事例は面接が面談形式だったことです。
この企業では1回目は一般的な形式で面接が進み、その後通過の連絡を貰ってすぐに最終面接の連絡が来ました。面接2回なのであっさり内定の不安がないと思いきや、2回は面接というより面談?形式に近かったです。
具体的には「今の会社で良かったこと」「改善したほうがいいと思ったこと」はありますか?といった現状の思い聞かれたくらいで、非常に和やかな雰囲気でした。何かを判断するような形ではなく、もう内定が決まってるんじゃないか?と思う感じでした。
面接を通してネガティブな印象はなかったですが、その後あっさり内定が出て不安に感じたのは「人がいなくてとにかく入ってほしいからほぼ面談だったのでは?」といった所でした。実際のところはわかりませんが。。
転職であっさり内定が出て不安にならない対策方法
転職であっさり内定が出て不安にならないための対策方法を解説します。
転職のあっさり内定で不安にならない対策方法
- ①面接1回の企業を受けない
- ②企業が求める求職理由を確認する
- ③内定後に面談を設定してもらう
順番に見ていきましょう。
①面接1回の企業を受けない
面接1回の企業を受けないようにしましょう。理由は以下の通りです。
- 内定が出た後に十分考える時間がない
- 他の企業と比較できない
- 不安要素が生まれてくる(私が感じたように)
どうしても入社したい企業であれば、事前に企業のことを調べてから受けるのが無難です。面接1回なので多少スタートが遅れても、問題ありません。
受かっても迷いそうな企業であれば、他と比較できる状態で調整しながら受けるのがベストです。
②企業が求める求職理由を確認する
企業が求める求職理由を確認するようにしましょう。というのも、企業側の求職理由で入社を控えた方が良いかが変わるからです。
例えば、
- 人材不足の確保
- 人は足りてるが、事業拡大で人員増加
このような場合、1であれば入社後、きつい可能性が高いです。深刻な人不足でなければ入社後いきなり過重労働を強いられることはそこまでありません。
企業が転職者を求める理由を確認するのは、面接の中で逆質問で聞くか、内定をもらった後にキャリアアドバイザー経由で確認可能です。
企業側の意図を理解することで、転職のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
③内定後に面談を設定してもらう
それでも不安に感じた方は、内定後に面談を設定してもらいましょう。面接が終わったのに面談なんてしてくれるの!?と思うかもしれませんが、可能です。
私は内定が出た後に、3社ほど内定後面談を設けて頂きました。キャリアアドバイザーからも必要であれば調整しますと連絡ももらえます。ほとんどの場合は対応してくれるはず。
もし内定後面談を受けてくれないような企業であれば、個人的には入社をおすすめしません。そこまでの時間も取れないほど忙しい or それほど転職者を大事に扱ってくれない可能性が高いからです。ある意味良い判断材料になります。
以上のように、不安に感じないよう、又は不安を感じた際は対策方法を実践してみてください。
転職であっさり内定を出されて迷った時の判断基準
転職であっさり内定が出て迷った場合の判断基準を記載します。
転職であっさり内定を出されて迷った時の判断基準
- ①企業の口コミ・評判は悪くないか
- ②自分の転職理由を満たせるか
- ③条件面は悪くないか
- ④誰でも入社できる募集でないか
- ⑤面接官に違和感を感じなかったか
- ⑥働くイメージを掴めているか
1つずつ解説します。
①企業の口コミ・評判は悪くないか
転職であっさり内定が出て不安に感じた場合は、企業の口コミ・評判をチェックしましょう。
実際に働く人の声を聞くのが一番です。とはいえ「転職先に知り合いがいない」という人は口コミサイトをチェックして評判が悪くないか確認できます。
OPEN WORKS
OPEN WORKSでは国内最大級の口コミ数と圧倒的なデータ数で評判を確認できます。OPEN WORKSのスコアが3.5程度ある企業はよほど問題ないと言えます。
転職会議
転職会議では働く人のリアルな声を聞ける口コミサイトです。OPEN WORKSと同様、無料で口コミをチェックできます。
私も転職活動でこのような口コミサイトは使い倒したので、実際のリアルな声をチェックするようにしてみてください。
※大企業のリアルな声はこちら
>>大企業が勝ち組と言われる理由|入れなかったら負け組なのか徹底解説
②自分の転職理由を満たせるか
自分の転職理由を満たせるか確認しましょう。
あっさり内定で焦ってしまい、本来の転職理由を忘れて内定承諾すると後悔する原因になりかねません。転職活動をしていると、何のために転職したいのか案外わからなくなってしまいます。
転職活動をする⇒いざ内定をもらうと、迷いや焦りから間違った選択をする可能性もあります。冷静な判断をできず転職するのは幸せになりません。
例えば、以下のようなパターンです。
- 元々職種を変えたいと転職し始めた
- 結局キャリアチェンジが難しく、同じ職種で転職活動をする
- 内定先の企業の条件が良く、迷った末に転職する
このようなパターンも必ずしも悪いわけではありませんが、転職理由を満たせないとまた転職する可能性は高いです。
だからこそ、転職理由を満たせているかを考えてみてください。あっさり内定で時間がない時こそ大事なポイントです。
>>転職して職種を変えたいなら行動すべき【今の仕事が合ってるか不安な方へ】
③条件面は悪くないか
条件面は悪くないか確認しましょう。あっさり内定が出たけど、今よりも条件が下がる、悪くないけど微妙であれば他の企業を受けてから判断する方が良いです。
入社後「思っていた条件と違った」とならないよう、可能な限り定量的な数値をチェックするようにしましょう。企業側に直接確認するか、キャリアアドバイザー経由で気になった条件面は確認すべきです。
例えば、
- 月の平均残業時間はどの程度か
- 有給取得の平均はどの程度か
- 入社後すぐに担当する業務はいくつあるか
このような所です。
数値で確認しておけば、入社後ギャップを感じるところが少なくなります。あっさり内定で迷った時も条件面を転職前にしっかりと確認しておきましょう。特に残業時間は生活面にも影響するので目安を確認したほうが良いです。
注意
とはいえ、条件が良いだけで転職するのは危険です。しっかりと条件以外も見るようにしてみてください。
④誰でも入社できる募集でないか
内定を頂いた企業・部署は誰でも入社できる募集でないか確認しましょう。
理由は誰でも入社できる募集=人が足りておらずどんな人でも良いから入ってほしい=ブラック企業である可能性が高いからです。
転職は20代前半でなければ、基本的には経験者採用として何かしらの経験を買われて採用されることが多いです。それにも関わらず誰でも入社できるのは危険なパターンも考えられます。
企業の募集要項をチェックすればわかる部分なので、内定を出された後に不安ならもう一度確認しておきましょう。
⑤面接官に違和感を感じなかったか
面接官に違和感を感じなかったか、というのも重要な判断基準の1つです。
面接官は企業のイメージを表す顔と言っても過言ではありません。その人に対して「なんか違うな」と違和感を感じた場合、大体その直感は当たってることがほとんどです(私の経験則から)
そのような違和感は入社後にさらに膨らみ、「人間関係が合わない」とまた転職を検討する羽目になる可能性も。人に対する感覚は自分を信じてみることをおすすめします。
もちろん入社しないと分からない部分も多いのは事実です。しかし事前に違和感を感じて迷っているなら無理に転職する必要はありません。
⑥働くイメージを掴めているか
働くイメージを掴めているかも重要な判断基準です。
イメージを掴めないと将来のキャリアが見えなくなるから。自分がその会社でどのように働き、どのようなキャリアを歩みたいかイメージしてみることが大事です。
例えば、
- 入社後はメイン担当者として、プロジェクトを進める
- 転職後5年ほど経ったら、マネジメント職の方向にいきたい
- 40代では管理職になって海外勤務を経験したい
このようなイメージがないと、ふわふわした状態で転職することになり、キャリアプランを描くことができません。直近の理由も大事ですが、将来なりたい姿に近づけるかもあっさり内定で迷った時にチェックするようにしてみてください。
以上があっさり内定で迷った時の判断基準でした。あっさり内定をもらった後に迷いすぎないよう、事前に自分の中で軸を持っておきましょう。
大企業で働いてみて良かったこと、悪かったことを徹底解説|7年以上働いた感想
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転職のあっさり内定で不安なら、内定先を増やそう
最後に転職であっさり内定をもらい、不安が解消できないなら内定先を増やして比較検討しましょう。
内定先を複数持つ場合は、転職サイトは複数利用するのが無難です。キャリアアドバイザーによっては、内定が出た後にさらに企業を受けるのは良い印象を受けない場合もあるためです。
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多くて3つまで、気になったサイトから利用してみてください。
妥協せず転職活動を続けることで、自分に合った企業を見つけれると思います。
まとめ:転職活動で内定がすぐに出ても大丈夫!正しく判断して選択しよう
今回は、転職であっさり内定が出て不安に感じる理由や、不安に感じて迷った時の判断基準について解説しました。
最後にもう一度おさらいします。
転職であっさり内定が出た時に不安を感じる理由
- ①ブラック企業でないか心配だから
- ②十分に検討できないから
- ③他の企業と比較検討できないから
- ④辞める決心がついてないから
転職のあっさり内定で不安にならない対策方法
- ①面接1回の企業を受けない
- ②企業が求める求職理由を確認する
- ③内定後に面談を設定してもらう
転職であっさり内定を出されて迷った時の判断基準
- ①企業の口コミ・評判は悪くないか
- ②自分の転職理由を満たせるか
- ③条件面は悪くないか
- ④誰でも入社できる募集でないか
- ⑤面接官に違和感を感じなかったか
- ⑥働くイメージを掴めているか
転職活動で内定をもらえるのが凄いことです。これまでの経験が評価されたので自信を持てるところですが、あっさり内定が出たことで逆に不安に感じることもあります。そのような不安はごまかさず、しっかりと潰しこんでから転職するようにしましょう。
ご自身の決断が良い判断になることを祈っております。
本記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは本日はこの辺りで!
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