●実際に大企業で働いてる人の実態を聞いてみたい。デメリットも知りたい。
今回はこんなお悩みにお答えします。
こんな方におすすめ
- 就職内定先を大手企業にするか迷っている方
- これから就活をしていく予定の方
- 転職を考えている方
本記事の信頼性
『大手に就職すれば安定する』、『大手企業の方が良いんだ』となんとなく思っている方も多いのではないのでしょうか。
ただ、実際のところ大手企業の何がいいのか、本当にメリットはあるのか漠然としてる方も多いはず。
実際のところ大企業はメリットもありますが、デメリットも多く感じる部分はあります。
今回は、僕が実際に働いてみて感じた大企業で働くメリット・デメリットについて詳しくご紹介していきます。
本記事を読めば、これから就活を控えてる方や転職を考えてる方の参考になると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは早速始めていきたいと思います。
目次
大手企業ってそもそも何?【大企業の定義を知ろう】
大手企業とはそもそもどこからが大手(大企業)なのか?そう疑問に思った方もいるかと思います。
大企業の定義について
ぶっちゃけ、大企業の定義は『これだ』というような正確なものはありません。ただ、会社の資本金・従業員数等が一般的には指標になっています。
業界にもよるとは思いますが、従業員数で言うと1000人以上会社で働いてる人がいれば、一般的には企業にカテゴリーされるでしょう。
それ以外は一般的に中小企業や未上場のベンチャー企業などにカテゴリーされます。
大手企業に就職するメリット7つ【結論:安心感を得られる】
それでは大手企業で働くメリットについて7つ紹介していきます。
大手企業に就職するメリット7つ
- ①安定している
- ②優秀な人が多い
- ③社会的に評価されやすい
- ④給与が良い(ボーナス・昇給を含む)
- ⑤福利厚生が手厚い
- ⑥研修制度がしっかりしている
- ⑦有給をちゃんととれる
1つずつ解説していきます。
メリット:①安定している
大手企業というのは資本金も高く資金面で余裕があるので、多少のことで潰れたりはしません。
今日づけでクビね。みたいな突然のリストラにあうことはまずありませんね。(普通はないと思いますが・・笑)
もちろん今の時代必ずしも大手企業=安定しているとは言い切れないかもしれませんが、中小企業に比べて経営が安定しており会社に体力があります。
特に今みたいなコロナの時期に体力がある大企業は比較的安定している会社だといえます。
メリット:②優秀な人が多い
こう思った方もいるかもしれませんが、一緒に働いている人が優秀かどうかはかなり重要です。
なぜなら、優秀な人と働けば自分の成長スピードにも影響するから。
優秀な先輩が多いと若いうちから、その先輩から学べることも多く仕事のやり方をまねることができます。
優秀な人が多い環境で働くことで知らず知らずのうちに自分も仕事ができるようになっていったり、今までなかったような考え方も吸収出来て成長につなげることも可能。
もちろん大手企業に限ったことではないかも知れません。しかし優秀な人が多い環境で働くというのは、自分にも良い刺激となって仕事にも良い影響が生まれるでしょう。
メリット:③社会的に評価されやすい
大手企業だと世間的にも名前が知られている会社も多いので、初対面の人にも割と受けがいいです。
例えば、社会的な信頼が高いと、銀行で融資を受けるときや家を購入する時のローンなどスムーズに行えたりしてメリットがあります。
会社の大きさだけで相手を判断するのは正直いかがなものかなあ、、とも思いますが大手企業だとちやほやされることも多いでしょう。
社会人になってモテたいという方は大手企業が良いかもしれませんね。
大手企業通しのつながりもあるので、合コン等の出会いの場が広がる可能性も高いです。
将来的に転職を考えているのであれば、もちろん自分の実力があることが大前提です。しかしネームバリューがあるので、大手企業の名前がステータスになり、有利なることもあるでしょう。
メリット:④給与が良い(ボーナス・昇給を含む)
給料がいいというのは大企業のイメージにもあると思いますが、やはり大手は給料の良いところが多いです。
大手企業の多くは自社で仕事をこなすというよりは、下請けの中小企業に仕事を発注している場合がほとんどです。
上流から下流に行くにつれて利益は小さくなるため、上流に位置する大手企業のほうが利益が高くなり、その結果給料も高くなる傾向があります。
また、大手企業では労働組合が割と力も持っています。
労働組合とは会社に対して、「俺たちこれだけの仕事をしてるんだからもっと給料・ボーナスあげろー!」と要求することができます。
メリット:⑤福利厚生が手厚い
福利厚生が良くてこの会社に入りましたという方はあまりいないとは思います。
しかし就職するにあたっては見るべきポイントだと思います。
実際に僕の友人で給料がいいが福利厚生がしっかりしていないため、家賃補助もあまり出ず給料が家賃代でなくなってるという人もいました。
企業によって色々あるとは思いますが、僕の場合は家賃補助や通勤手当がしっかりしているので、福利厚生がしっかりしていてよかったなと思う部分は案外多いです。
福利厚生はあって損はしません。
大手企業ほど資金力や会社の体制が整ってるので、福利厚生が整備されているところが多いですね。
メリット:⑥研修制度がしっかりしている
意外と重要になってくるのが研修制度です。
例えば、僕の友人の場合長いところだと研修に約二年を費やしてみっちりと教育をした後に各部署に配属されるなんてこともあります。
新入社員で配属されるときはもちろん、転職で会社を変えられる方も手厚い研修があれば、安心ですよね。
僕も人一倍ビビりなので、しっかりと研修して配属されたので、ビジネスマナーや業務を行う上での基礎的な知識はついたと思います。
実践してみないと見につかない部分も多いですが、しっかりした研修ができるということはそれだけ新しく入ってきた人材を大切に扱ってくれる会社とも言えます。
メリット:⑦有給をちゃんととれる
たくさん休んでたくさん働きたいという方には大手企業がおすすめ。
世間的にもワークライフバランスが重視されている世の中になっているので、世間的に認知されている企業はそういった取り組みを推進している企業が多いです。
なので、比較的有給消化率も良くなっていると思います。
大手企業の特徴というよりホワイト企業の特徴とも言えますね。
実際僕も今月はいつ有給を取るのか月初めに上司に報告して、来月頭に予定通り有給を取れたか確認されます。
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大手企業で働くデメリット5つ
次に大手企業で働くデメリットについてご紹介します。
大手企業に入ることをゴールにしていて実際入社した後に、『こんなはずじゃなかった』と思うことがあるかもしれません。
働くことにおいて会社の規模感というのは、自分の成長や今後の人生にも大きく影響を与えると思うので、十分に調べておく必要がありますね。
デメリットについては、下記5つです。
大手企業に就職するデメリット5つ
- ①ライバルが多い・競争が激しい
- ②若いうちは意見が通りにくい
- ③年功序列が多い
- ④昇給、昇格に時間がかかる
- ⑤スキルが身につきにくい
1つずつ見ていきましょう。
デメリット:①ライバルが多い・競争が激しい
大手企業は従業人数が多いので、その分ライバルも増え競争が激化します。
また優秀な同期や先輩・後輩も多くうかうかしてられないことも多いですね。
優秀な人からたくさん学べて吸収できるという反面、出世するためには数多くの人たちをなぎ倒さないといけません。
なのでいかに数少ないチャンスをつかめるかというのが大手企業で働いて行く上で必要になってきます。
デメリット:②若いうちは意見が通りにくい
上記のような自分の意見は通りにくいです。なぜなら、部署単位の人数も多いので、上に意見が行くまでに何人もの人を通らないといけないから。
そもそも自分に裁量が多く占めるような仕事は、大手企業になるほど回ってくる可能性が低くなります。
例えば、新卒1~2年目の社員が何か意見したとしても、
- 経験がない
- 知識が足りない
- 多角的な考えができていない
などのことから意見を受け入れてもらえないこともしばしばあります。
若いうちから自分の考えで仕事を進めたい、裁量をもって仕事したいという方は大手企業ではなく中小企業、ベンチャー企業に入った方が良いかも知れませんね。
デメリット:③年功序列が多い
良くも悪くもなんですが、やはりある程度の年齢を重ねないと出世が難しくなります。
逆に「なんでこの人出世してるんだろう」て人も結構います。
僕の会社ではコピー機の前に座ってる年配の社員が遅い時間になると寝ていることも。。
ぶっちゃけ『なんでそれで俺より上のポストにいるんや』と思うこともあります。
しかし年功序列だと年齢を大きく飛び越えた出世がないので、危機感なく働いてる人も一定数いるのが現状です。
年功序列の方が将来出世できるし安心という方は良いかも知れませんが、年齢に関係なく実力で若くても上に上がっていきたい!とう人にはデメリットだと言えます。
デメリット:④昇給、昇格に時間がかかる
給料がいいとされている大手企業ですが、案外昇給率が緩やかなところも多いです。
というのも役職がついてから一気に給料が上がるというところが多いので、若いうちからはそこまで給料に差が出ないと言えます。(実際僕の同級生はみんなほとんど給料変わりませんでした。)
デメリット①のライバルが多いことも要因になってきますが、周りより抜きん出て昇給していくというのはそれなりに大変でしょう。
デメリット:⑤スキルが身につきにくい
大手企業のデメリット5つ目は、スキルが身につきにくいことです。
なぜなら若いうちから裁量のある仕事をできる人が少ない、研修制度が充実してるがゆえに実践を積む経験が少ないなどの理由があるから。
ぶっちゃけ若いうちからバリバリスキルをつけて成長したい方はベンチャーがいいかも知れません。
例えると、大手企業は多くの人でみんなの力を合わせて大きな船を作ってるようなイメージ。
大きな船を作るには土台を作る人、船内を作る人、帆を作る人などたくさんの人が役割分担して作ります。なので必然的に一人当たりの担当、つまり知識、スキルの守備範囲が狭くなります。
対して中小企業、ベンチャー企業は各個人が小さなボートを作るようなイメージです。
大きな船を役割分担して作るための資金力、人手がないので、一人一人の知識、スキルを磨いていろいろな分野のスキルを身に付けないといけなくなります。
つまり大手企業ほどの大きな船を作ることはできないですが、船の作り始めから終わりまで一貫して仕事を進めていけるような進め方が中小企業、ベンチャー企業だとできます。
みなさんはどういう船を作りたいか、またどういう作り方で進めていきたいか考えてみてください。
>>【結論】大企業のエンジニアはスキルが伸びない【就職前に見てほしい】
大手企業に向いてる人・向いてない人の特徴
ここまで大手企業のメリット・デメリットについてご紹介しました。
大手企業に向いてる人の特徴はこんな感じです。
大企業に向いてる人の特徴
・安定志向の人
・着実にステップアップしていきたい人
・上司の指示通りに行動できる人
・有休をしっかりとりたい方
・社会的評価が欲しい人
一方、大手企業に向いてない人はこんな感じ。
大手企業に向いてない人の特徴
・強い成長意欲がある人
・団体行動が苦手な人
・年功序列に納得できない
・実力勝負したい人
・自分の裁量で仕事がしたい
自分で仕事を回していきたい、成長したいなどの強い意欲がある方は、あまり大企業には向いてないでしょう。
昔こそ大企業が正義でしたが、近年はIT業界など成長企業で働くのが人気なのも事実です。あなたに本当にあった企業は何なのかしっかり考えてみることが大事です。
大手企業やベンチャーへの転職を考えるなら大手転職サイトがおすすめ
大手企業のメリット・デメリットを見て『大手企業に転職したい』と思った方や『ベンチャー企業へ就職したい』という方は、大手転職サイトがおすすめです。
なぜなら、
- 求人数が多い
- キャリアアドバイザーが専属でつく
- 非公開求人も見れる
などメリットが多いからですね。
ただ、転職サイトやエージェントはいくつもあるので、録しすぎても管理するのが大変。
多くても下記3つに抑えておきましょう。
転職に使えるおすすめエージェント
※転職エージェント最大手で求人数最多。転職初心者がまず登録しておきたいサイト。
・転職ならdodaエージェントサービス|エージェントサポートが超手厚い
※同じく大手転職サイト。転職エージェントなら一番だと思います。しっかりサポートしてくれるので、安心。
・20代の転職ならマイナビジョブ20's|20代に強い転職サイト
※特に20代に特化した転職サイト。第二新卒で転職したいなら登録必須です。
まとめ:大手企業が合うか合わないかは人それぞれ【メリット・デメリットを把握して選ぼう】
今回は、僕が実際に働いてみて感じた大企業で働くメリット・デメリットについて詳しくご紹介しました。
最後にもう一度おさらいします。
大手企業に就職するメリット7つ
- ①安定している
- ②優秀な人が多い
- ③社会的に評価されやすい
- ④給与が良い(ボーナス・昇給を含む)
- ⑤福利厚生が手厚い
- ⑥研修制度がしっかりしている
- ⑦有給をちゃんととれる
大手企業に就職するデメリット5つ
- ①ライバルが多い・競争が激しい
- ②若いうちは意見が通りにくい
- ③年功序列が多い
- ④昇給、昇格に時間がかかる
- ⑤スキルが身につきにくい
大手企業に就職したメリット・デメリットについてご紹介しましたが、長所と短所は表裏一体で中小企業にはあって大手企業にはない良さもたくさんあります。
どちらに就職するほうが良いとか、優れているとかそういうわけではありません。
あくまで自分が仕事を通じてどうなっていきたいか、どういう風に仕事をこなしていきたいかしっかり考えたうえで就職することがおすすめです。
本記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは本日はこの辺りで!
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