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大企業で設計開発をするエンジニアの働き方【4年以上働いた筆者が実態を解説】

※PRを含みます
不安な人
●理系で設計開発として将来働きたいと思ってるけど、実際働いてる方の働き方を聞きたい。

●大企業で設計開発をしたくて転職を考えてるけど実態を教えてほしい。

 

今回はこのようなお悩みにお答えします。

 

こんな方におすすめ

  • 大企業で設計開発としてエンジニア就職がしたい方
  • これから就職活動を控えてる方
  • 大手企業で設計開発をしたいと考えている方

 

本記事の信頼性

この記事を書いてる僕は、社員5万人以上の企業でエンジニアとして設計開発をしています。実際の働き方について詳しく解説できます。

 

Twitterや世の中にあふれてる情報って割と営業をされてる方向けのモノが多く、大企業で設計開発をしているエンジニアの実態はなかなか聞こえてこないのが実情です。

 

もちろん設計開発という職種自体の人口が少ないことが大きいですが、実際どんな感じで働いてるの?と不安に思ってる方も多いと思います。

 

今回は大企業で4年以上設計開発をしているエンジニアの僕が実際に働いてみた働き方について詳しく解説します。

 

本記事を読めば、大企業エンジニアへの転職を考えてる方や、これから就活で職種を設計開発にするべきか悩まれてる方の参考になると思うのでぜひ最後までご覧ください

 

それでは早速始めていきます。

 

 

大企業で設計開発をするエンジニアの働き方【1日の流れ】

大企業で設計開発をするエンジニアの働き方【1日の流れ】

 

それではまず1日の流れから解説していきます。

 

設計開発エンジニアの1日の流れ

9:00~出社メールチェック

9:30~図面作成

11:00~試作品の解析

12:00~13:00昼休憩

13:00~13:15昼礼

13:15~図面作成

15:00~資料作成(仕入先・お客さん向け)

17:00~図面回覧・部内承認

18:00~成立性検討・検討資料の展開

19:00~1日の業務整理・業務振り返り

20:00~帰宅

 

簡単に一例ですがこんな感じです。

もちろん日によってやる業務内容は変わりますし、言うまでもありませんがもっと遅くまで働いてる時もあれば、早く帰る時もあります。

 

ただ設計開発の仕事のメインは図面作成です。基本的には図面作成をする時間がメインで主にCADという設計者ならだれでも使うであろうソフトを使って図面を書いています。

 

出社はフレックス制を導入しているので、基本出社時間は人によってばらばらです。

7時くらいからきている人もいれば、11時くらいに出社する人もいるのでその辺は自由度が高いですね。

 

ただ設計開発職は基本的にみんな忙しい

 

月に40~60時間程度残業する人なんてざらにいます。

 

サービス残業こそないもののみんな遅くまで残って仕事していますね。

 

働き方改革やコロナウイルスの影響もあり在宅ワークも促進されていますが、やはり根本的に人が足りてない部署ばかりです。

なので一人一人の業務負担が多く、40時間程度残業せざろう得ないというわけです。

 

大手で設計開発をするエンジニアの働き方【月・年単位】

大手で設計開発をするエンジニアの働き方【月・年単位】

それでは次に月・年単位の働き方について見ていきましょう。

 

設計開発職のエンジニアは開発プロジェクトに乗っ取って働いていくのが一般的です。

 

プロジェクトは長いものだと製品ができる5年ほど前から立ち上がり、プロジェクトを進めていくなんてものもあります。

 

そのプロジェクトの中で忙しい時期もあればそうでもない時期もありというわけです。

 

設計開発は特に試作品を納品する時や量産品を納品するための図面を書かないといけない前が特に忙しくなります。

 

これはもうあまり避けられない部分です。

 

なのでプロジェクトごとで図面を出すタイミングが違うので、人によって忙しい時期がかなり異なってるのが実態です。

 

逆に言うと自分のプロジェクトの忙しそうな時期をある程度前から読むことが出来るので、覚悟して挑めるといった感じです。

 

大企業の設計開発として働いていく不安

大企業の設計開発として働いていく不安

 

大企業の設計開発としての働き方としては紹介した通りです。

 

しかし実際今後も働いていくことに不安を感じている方は多いと思います。

 

僕自身も感じることや周りの同期・先輩・後輩からよく聞く、大企業の設計開発エンジニアが不安に感じることについては下記のようなものが多いです。

 

大企業の設計開発として働く不安

  • ①このままここでスキルが身につくのか
  • ②何が出来るようになったのか
  • ③安定しているがなんか思っているのと違う

 

1つずつ解説します。

 

不安①:このままここでスキルが身につくのか

 

1日の仕事の流れを見てみると一見技術的なことをたくさんやってスキルが身につきそうと思うかもしれません。

 

ただ実際は設計開発職は作業がかなり多いのが実態なんですよね

 

作業っていうなら思考停止まではいかなくても、頭をそこまで稼働させなくてもできるような仕事です。

 

設計開発でいうと図面を書いたりする仕事って実はやることが単純化されていたり、作業チックになっていたりしてそこまでスキルが身につかないものが多くあります。

 

スキルは自分の頭で考え、考えた結果アウトプットを出すことで身についていくと思います。

当然自分の頭で考える機会がなければスキルは向上していきませんよね。

 

ただ単に作業者としてのスキルがUPしていくだけで、エンジニアとしてはどうなの?て状態です。

 

こんな状態になってしまうのもみんなが忙しく時間がないため、作業メインの仕事が若手がやるしかないという風潮があるからなんです。

 

もちろん働いてる年数が増えるうちに技術的なことを多く学んでいくようにはなりますが、スキルの成長カーブとしてはかなり緩やかにしか上がっていきません。

 

特に自分より後輩の人から良く上がる意見になります。

 

大企業エンジニアのスキルについての詳細は、【結論】大企業のエンジニアはスキルが伸びない【就職前に見てほしい】で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

 

不安②:何ができるようになったのか

 

①にも関連しますが、自分が具体的に何ができるようになったかという不安です。

 

もちろんあなたが務める大企業の中では設計開発として働けていけてるかもしれません。

 

 

しかし外の世界に行った時に、自分が付加価値を与えられる仕事ができるようになっているのか、という不安に持たれてる方は多いです。

 

 

こういった不安を持ってる状態で長くその企業・部署で働くのは良くないです。

 

正直会社に依存してしまっている状態にもなりかねないので、副業でスキルをみにつける・転職するなんてことも視野に入れていきましょう。

 

不安③安定しているがなんか思ってるのと違う

 

大企業故に現状に満足できていないものの、なんとなく会社に居座っている人も少なからずいます。

 

ベンチャー企業やスタートUP企業なら考えられないですがよくも悪くもぬるい部分というのが大企業ではあります。

 

なんか違うなあと思ってる方は一歩踏み出してみるのもありです。

 

実際に僕自身も入社してから感じたギャップはいくつかありました。

 

大企業の設計開発職で感じたギャップ

・思ったより放置

・意識が高い人が意外と少ない

・チーム内で仕事をするのでチーム外との交流が少ない

 

なんか違うなあと思う違和感はずっと消えずに残ったりするものです。

 

大企業病にならないよう自分を客観的に見ていきましょう。

 

大企業の設計開発エンジニアに向いてる人

大企業の設計開発エンジニアに向いてる人

 

ここまで大企業で設計開発することはデメリットだけでなくメリットもたくさんあります。

 

特に大企業で設計開発をするのが向いてる人は下記のような人です。

 

大企業の設計開発が向いてる人

・安定して働きたい

・マネジメントスキルを向上させたい

・大きなプロジェクトに携わりたい

・たくさんの人と協力して仕事を進めたい

 

こんな感じで大きい仕事を動かしていきたいという人には向いてると思います。

 

スキルや不安な面も感じる方はいると思いますが、とにかく『大きな仕事』にこだわりがある人にはおすすめです。

 

他にも大手企業で働くことのメリットはあります。

詳細は【実際どうなの?】大手企業に就職したメリット7つで詳しく解説してるので参考にご覧ください。

 

まとめ:大企業の設計開発エンジニアの働き方を知って働こう

まとめ:大企業の設計開発エンジニアの働き方を知って働こう

今回は大企業で設計開発をしているエンジニアの働き方について解説しました。

 

実際入社してみて思ってたのと違う..そう思わないように事前に働き方や実態について理解しておくことは重要です。

 

転職を考えてる方、これから働く方もまずは自分の理想とする働き方を確認して、大企業でそれが叶えられるか確認してみましょう。

 

もし叶えられないなら大企業に入る必要はないです。

 

まずは自己分析して、自分の価値観を明確に洗い出すのが重要ですね。

 

本記事が参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

それでは本日はこの辺りで。

 

 

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