●転職の知識や心構えを知りたい。そのためのおすすめ本を教えてほしい。
今回はこのようなお悩みにお答えします。
こんな方におすすめ
- 転職に役立つ本が知りたい
- 転職するか迷っている
- 今すぐ転職したい方
本記事の信頼性
何となく将来が不安で転職を検討している方、最初からいつかは転職するつもりで入社した方、様々な方がいると思います。
私自身は、社会人1年目の頃から将来転職する可能性を考えて、転職本やエージェント登録など様々行動してきました。ただ、転職は人生のターニングポイントになる大きな決断です。簡単には決められず時間だけが過ぎていくことも少なくありません。
私は転職活動においてこれまで読んだ書籍が非常に役に立ちました。大事な転職の決断をする前の段階に本を読んでおくことで道が開けると思います。
今回は転職に役立ったおすすめ本を10冊ご紹介します。
本記事を読めば、転職への準備や心構え、考え方、思考法などノウハウを学べ、今の自分が読むべき書籍がわかると思うので、ぜひ参考にしてみて下さい。
それでは早速始めていきます。
【実体験】転職本を読んで役立ったこと
転職に迷ってた私が転職本を読んで役に立ったことをまずご紹介します。あまり本を読まない方やどの本を読むべきか迷ってる方は、まず本を読む目的を意識してみてください。
転職本を読んで役立ったこと①:転職に対する考え方が学べる
まず1つ目は転職自体の考え方が学べた、ということです。
転職を迷っていた際は以下のような悩みがありました。
- 転職すべき状態なのかわからない
- 今転職するのは正しい行動なのかわからない
- どういう基準で企業を選べばいいかわからない
正直わからないことだらけでした。このような色々な悩みや不安に対する具体的な解決策を書籍で体系的に学べた、というのがとても良かったところです。
同じような悩みを抱えてる人が多いことが分かるだけでも、気持ちが楽になります。考え方がわかれば冷静な判断もできるので転職本を読んで役に立ったと感じた部分でした。
転職本を読んで役立ったこと②:自己理解が高まった
転職本を読んで自己理解が高まったことも役に立ったことの1つです。
例えば、以下のようなものです。
- 自分の強みの見つけ方
- 向いてる仕事の見つけ方
- 自分が何を重きにおいてるかの価値観
転職することも決めてる方も、これから進める方もまずは自己理解、いわゆる自己分析しないと始まりません。ただ、自己分析は自分の頭だけで考えていても進まないものです。
本を読むことで、今までの自分になかった視点や考えに気づくことができ、自分はこういう人間なんだ、と自己理解を高めることができました。
自己分析が十分にできてない方は特に本は読むべきだと感じます。
転職本を読んで役立ったこと③:転職ノウハウが学べる
転職本を読んでノウハウを学べたことも非常に役に立ちました。
具体的には、
- 転職のベストなタイミング
- 良い転職エージェントの見つけ方
- 転職先の選び方
など、具体的に転職活動を進めるにあたっての必要なノウハウを得れたことです。
転職活動は転職エージェントを使うことが一般的ですが、彼らはあくまで転職してもらうことがお仕事。なのでエージェントに相談しても転職する方向に話が行くので、正しい判断をできているかわかりません。だからこそ、客観的な書籍を読んで自分軸で判断、ノウハウを貯めていくことが重要です。
転職は不安でいっぱいだからこそ事前に情報収集をしておきましょう。
※普段本を読まない方は、レバレッジ・リーディングで本の読み方を学べます。
参考:『レバレッジ・リーディング』の書評&要約まとめ【読書術を知りたい方向け】
転職に役立ったおすすめの転職本10冊
前置きが長くなりました。それでは転職に役立ったおすすめの転職本を10冊ご紹介します。
転職検討時に読むおすすめ本10冊
- ①転職と副業の掛け算
- ②転職の思考法
- ③さあ、才能(自分)に目覚めよう
- ④7つの習慣
- ⑤転職して「成功する人」と「後悔する人」の習慣
- ⑥転職に向いてる人 転職してはいけない人
- ⑦人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
- ⑧下剋上転職
- ⑨人生の9割は逃げていい
- ⑩夢をかなえるゾウ
1つずつ見ていきましょう。
①転職と副業の掛け算
転職を検討してる方でもそうでない方でも、おすすめしたいのがこの1冊。
著者のmotoさんは会社員を本業とする傍ら、副業年収4000万以上を稼いでるすごい方です。
ただ元々年収240万円の地方ホームセンターで働いていたとのことで、いかに戦略的な転職をしてきたのかがわかります。
転職5回を経て年収を着々とあげられています。
この本にはどうやってキャリアを重ねてきたのか、転職前にはいかにして行動していたかなど転職ノウハウがふんだんに盛り込まれている内容になっています。
本書で学んだことをまとめるとこんな感じ。
・転職は軸ずらしで行え
・転職するベストなタイミングとは
・転職エージェントの使い方
・転職先における人間関係構築方法
・転職×副業の相乗効果・・etc
などなど転職に関するエッセンスがてんこ盛りです。5回の転職を経て得た経験が超具体的に書かれているので、説得力が全然違います。
転職だけでなく、副業を始めたいと考えてる方にもぜひ読んでほしい、むしろ読むべき1冊だと思います。
>>参考:会社員が副業を始めるきっかけは?副業サラリーマンがきっかけ・疑問に答えます
②転職の思考法
転職に関するド定番の1冊です。
転職に関する思考法について主に書かれた内容になっていまして、転職に必要なのは、情報ではなく思考法であると著者の北野さんは言っています。
印象的な言葉を一部抜粋します。
なぜ、初めての転職が多くの人にとって怖いと思う?
転職というのは多くの人にとって『初めての意思決定』だからだ。
意味のある意思決定というのは必ず、何かを捨てることを伴う。これまでの人生でそんな決断をしたことがあるか?
引用:転職の思考法:p.25
今まで周りのみんながそうするから、なんとなく大学に行って就職してとしてきた方も多いのではないでしょうか。
そこに意思決定がないわけではないですが、それは単にレールの上を歩いてきただけに過ぎない可能性があります。
しかし転職は周りに流されず、自分一人の意思決定が必要になるため、恐怖を感じるということです。これは確かにそうだなあと僕自身はっとさせられました。
他にも自分のマーケットバリューの測り方や転職する市場の選び方など、なるほどと声が出る内容盛りだくさん。
本書で学んだことをまとめるとこんな感じ。
・転職に対する不安の正体
・自分の市場価値を測る方法
・転職先の選び方
・良い転職エージェントの見つけ方
・転職のタイミング
転職を全く考えていない方でも自分の市場価値や転職の思考法を身に付けておいて全く損はありません。
内容はストーリー形式で展開されていくため、さくさく読み進みていくことができます。主人公に自分を置き換えて読むこともできますね。
自分の人生や今度のキャリアに向き合うために、社会人なら一度は読んでおくのをおすすめできる良書です。
③さあ、才能(自分)に目覚めよう
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 〈ストレングス・ファインダー2.0〉
転職前に自己分析を進めたい方には超おすすめの1冊です。
本書の内容はシンプルで、『自分の強みを知ろう』という内容になっています。
転職だけでなく、人生においてもそうですが、わざわざあなたの苦手分野で勝負する必要はありません。
職を変えるなら、なおさら弱みではなく強みを活かして働ける職に就くべき。
また自分の強みを把握できていないと転職時の面接にも困ってしまうことも多いはずです。企業としても人材の強みを把握したうえで採用したいですよね。
本書では添付されてあるQRコードを読み取って150問程度の性格診断を行います。診断を行うと34の資質の中からあなたに適した強みトップ5をわかるようになっています。
例えば、僕の強みはこんな感じでした。
・達成欲
・回復志向
・調和性
・競争性
・共感性
この結果がかなり当たってるものが多く具体的でした。
自分自身の強みはわかっていても強みの活かし方までわかっていない方いると思います。そんな強みの活かし方まで解説があるので心強いです。
ココに注意
また本書で扱うQRコードは1度しか使えません。誰かと使いまわしたりできないので、中古品ではなく、新品で買う必要があるので、注意してください。
自己分析ツールとして使える1冊なので、自分の強みが知りたい方は参考にしてみて下さい。
また2000円する本書にお金をかけたくない・・て方は、『リクナビネクスト』がおすすめです。
リクナビネクストであれば、完全無料であなたのグッドポイントを診断できるので、まずは無料診断してから、本書で診断してみるものありです。
④7つの習慣
転職を考えてる方や人生に迷ってる方にはぜひ読んで頂きたい名作です。
全世界で3000万部以上、日本でも100万部を超える大ベストセラーになっています。
本書はタイトルの通り、生きていくために大事な7つの習慣を紹介しています。
僕は父親から読んでおけと渡された本であり、思い出深い1冊でもあります。
大人から本を進められることがなかったので、よほど良い1冊だということでしょう。
本書で紹介される7つの習慣は下記です。
1.主体的である
2.終わりを思い描くことから始める
3.最優先事項を優先する
4.Win-Winを考える
5.まず理解に徹し、そして理解される
6.シナジーを創り出す
7.刃を研ぐ
転職を考えてる時って自分自身の人生に迷ってる時だと思います。
そんなときに自分が人生で大事にしていることは何か、最終目標は何かを考えさせてくれる1冊になっています。
本書は500ページ以上ある内容をわかりやすく漫画にまとめた1冊なので、ストーリー形式で学べるのでサクサク読み進めますよ。
転職の軸や人生の軸を見つめ直したいという方には、特におすすめの1冊です。
⑤転職して「成功する人」と「後悔する人」の習慣
転職に対する考え方、心構えや準備などを学べます。
本書の著書である転職エージェントの代表をされている高野さんが実際に面談してきた経験をもとに事例が書かれています。
この本を読む進めていけば、転職が向いているのかそうでないのか比較して読み進めていくことが可能。
実績がある高野さんだからこそ書いてある内容も説得力があります。
転職して後悔する人にあなたが当てはまっているなら、習慣を変える必要があります。また今すぐに転職することはおすすめできません。
まとめると本書で学べることはこんな感じ。
・転職に向いているか
・転職先の選び方
・後悔しない転職をするには
・転職に対しての心構え
これから転職する方や、転職を考えてる方は一度自分を当てはめてみて読むのもいいですよ。
⑥転職に向いてる人 転職してはいけない人
転職するか迷い中の方におすすめの1冊。
転職サイトのリクナビNEXTの黒田さんという方が書いた本でして、転職を迷われてる方へに特に読んでほしい内容です。
本書を読めば焦って転職する必要はなくなると思います。冷静に見て自分は転職しても大丈夫なのか、向いてるのかを判断できると思いますよ。
転職にも向き不向きがるというのを認識しておくためにピッタリな1冊です。
⑦人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
言われる『錯覚資産』について書いた1冊です。
錯覚資産とは持っているだけで、他人から『この人はすごい人だ』と思われる他人の勘違い資産のことを指します。
人生において重要なことはこの錯覚資産をいかに身に付けて、それを活かしていくか。またそれがどんな威力を発揮するかを学べます。
例えば、東大出身の後輩が入社してくれば、それだけでできる凄いやつだと思ったり、Googleで働いてたなんてブランドがあると錯覚資産になるわけです。
転職活動でも錯覚資産はかなり有利に働きます。
面接官は限られた時間で相手を判断しないといけません。錯覚資産があると『この人優秀』と感じてもらうことが可能で、有利に進めることが出来ますよね。
また本書も吹き出しのストーリー形式で話が進行していくので、割とサクサク読めますよ。
転職だけでなく人生を生きていくに置いても錯覚資産は有効に働く場面が多いです。錯覚資産を学びたい方はぜひご覧ください。
⑧下剋上転職
転職ノウハウを日ごろからどう養っていくか書かれた内容です。
会社に長くいるのではなく、転職して1つの会社にとどまらないキャリアの描くにはどうすべきか描かれています。
また選ぶ側の採用条件以外の条件などを始めとする、他では学ぶことがない内容の解説があります。
ぶっちゃけ本書にもあるように転職の成功、失敗は普段どんな姿勢で今の仕事に取り組んでいるかというのが大きいです。
あなたが転職に活かせるような実績や経験をしていれば、正直そこまで苦労しないはず。
つまり転職活動を始める前に転職で大きく飛躍できるかは勝負が決まってる部分もあるということ。
日ごろの仕事を熱心に頑張ろうと思ういいきっかけにもなります。
あなたが今の仕事に迷っていれば、未来のために今頑張っておこうとアクセルを踏みなおせる内容だと思います。気になった方は参考にしてみて下さい。
⑨人生の9割は逃げていい
ちょっと視点を変えて、逃げることは悪いことじゃないという趣旨の本です。
こんな悩みを抱えてる方はいるのではないでしょうか。
・転職したいがそれは逃げではないのか
・言い訳を探して逃げてるだけじゃないか
・職場の環境や人間関係から逃げたい
僕自身何回も思ったことがあります。そして同じように逃げることに対しての罪悪感も感じたことがあります。
ただ、本書を読めば『逃げることってそんなに悪いことじゃない』なて思えるはずです。
ぶっちゃけ逃げて周りに何を言われても関係ないですよね。あなたの人生はあなたが決めるべきです。
逃げ続けていれば、いつか本当にやりたいことに向き合える時も来るかもしれません。
逃げたらダメだと思考ががんじがらめになってる方には特に読んでほしい1冊です。逃げることも選択の1つですよ。
⑩夢をかなえるゾウ
最後は夢をかなえるゾウです。ドラマ化もされていたので、内容を知ってる方も多いと思います。
成功したいけど、一歩踏み出せず悶々とする主人公がある日、ガネーシャという象の神様に会って成功するためのノウハウを学んでいきます。
自己啓発的な内容が多いですが、転職ということについても語られています。
例えば、『自分のやりたいことには応募しないとわからない』ということを述べられておりまして、実際にやってみないと自分に何があってるかわからない部分もあるはずです。
僕自身非常に好きな1冊です。やる気も出ますし、ストーリー形式で読みやすく、仕事や人生を変えようと一歩踏み出す勇気をきっと与えてくれるはず。
仕事や人生含めて迷ってる方は、気軽にストーリー形式で読める内容なので、是非一度ご覧になってください。
>>参考:【一度は読みたい】『夢をかなえるゾウ』の名言、要約まとめ
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まとめ:20代の頃から転職を意識して本から学ぼう
今回は転職に対する考え方や捉え方を変えてくれる、おすすめの転職本10冊をご紹介しました。
転職を考えている方もそうでない方も、ご紹介した本は人生において役に立つものばかり。
あなたが悩んでいるならそれだけ、真剣に今後のキャリア人生に向き合えているということです。真剣じゃなきゃ悩むこともありません。
今回ご紹介した本書をご覧になって抱えてる悩みが1つでも解消されれば嬉しいです。
本記事が参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
それでは本日はこの辺りで!