●大企業に入れなかったら負け組になりそうで不安です。。どうしたらいいでしょうか?
今回はこんなお悩みにお答えします。
こんな方におすすめ
- 大企業で働きたい
- 負け組と勝ち組を気にしてしまう
- これから就活を始める方
本記事の信頼性
大企業に入らなければならない、大企業に入れなかったら負け組でお終いだ。このように不安を感じたことがある方もいるのではないでしょうか?実際のところなぜ大企業は勝ち組と言われるのか気になる部分も多いですよね。
今回は、大企業が勝ち組と言われる理由や、大企業に入れなかったら負け組なのか?について詳しく解説します。
本記事を読めば、これから就活を控えてる方や転職を考える方の参考になると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは早速始めます。
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目次
大企業に入れなかったら負け組?
早速ですが、大企業に入れなかった場合、負け組なのかについて解説します。
結論:大企業に入れなくても負け組じゃない
結論から言うと、大企業でなくても負け組ではありません。
なぜなら何を持って勝ち組・負け組と言っているのかは定義によるからです。個人的な意見や主観によって勝ち負けは異なります。自分の心が良い状態で幸せであれば、それはもう勝ち組です。
例えば、以下のように価値観によって変わります。
- 自分のペースで安定して働くことが勝ち組と考える人⇒大企業は勝ち組
- 実力主義でビジネス戦闘力を早急に向上できる環境が勝ち組⇒大企業は負け組
一般的に勝ち組と言われる理由もありますが、自分が納得感を得られる企業で働く方が断然重要。こ自分自身の心がどう捉えるかです。
大企業は得られる恩恵が多い
とはいえ、ですが大企業は得られる恩恵が多いのも事実です。仮に得られるものが多い=勝ち組と定義すれば、確かに大企業は勝ち組と言えます。
大企業で得られる恩恵
- 高い給料
- 安定した業績
- 充実の福利厚生
- 年125日以上の休み
他にもまだまだあります。多くのものを得たい!と考える人にはメリットも多いです。働いて感じた良い部分もたくさんありました。
>>大企業で働いてみて良かったこと、悪かったことを徹底解説|7年以上働いた感想
大企業と中小企業の関係
大企業と中小企業の関係は以下の通りです。
大企業と中小企業の関係
大企業 | 中小企業 | |
規模 | 資本金が多く、売上が○○兆円規模 | 資本金が少なく、売上が○○億円規模 |
従業員 | 多い | 少ない |
働き方 | 業務の細分化が進んでいる | 人手が少なく、一人一人の業務範囲が広い |
待遇 | 福利厚生が充実している傾向があり、給与が高め | 有給をとりにくい、福利厚生が整っていない企業もあり、平均給与は大企業より低い |
知名度 | 社会的な知名度が高い | 社会的な知名度が低い |
個人の裁量 | 一人あたりが担当する業務の範囲が狭い傾向がある | 社員数が少ないので個人の裁量は大きい |
ほんの一部ですが、会社の規模が異なることで仕組化や人的資源なども違います。
定義や自分の優先度次第で異なりますが、給料や安定性など項目次第では、中小企業に入るのは負け組だと感じてしまう人もいるようです。特に新卒で働く人やこれから就活を進める大学生にとっては、知名度の高い企業がどうしてもよく見えますよね。
ですが、世の中の90%以上は中小企業です。中小企業=負け組と思い込んでしまうと、就職先の選択肢を大きく減らしてしまいます。
>>大企業に入れないと人生終わり?|大企業で7年以上働く筆者が解説
大企業が勝ち組と言われる理由
続いて大企業が勝ち組と言われる理由について解説します。
大企業が勝ち組と言われる理由
- ①休みが多い
- ②給料が高い
- ③安定している
- ④社会的評価が高い
- ⑤福利厚生が充実している
- ⑥転職しやすい
1つずつ解説していきます。
①休みが多い
大企業が勝ち組と言われる理由の一つは休みが多いことです。休みが多いと、プライベートの時間も確保でき、社畜にならずに済むので日々の生活が充実します。
厚生労働省の「令和4年就労条件総合調査」によると、大企業では115日前後休みがあります。
- 土日だけ休み:年間休日約104日
- 土日・祝日休み:年間休日約118日
- 土日・祝日・お盆・年末年始休み:年間休日約125日
勝ち組企業と言われる目安は、125日程度です。あればあるほど良いと考える人も当然多いので、大企業で働くのは勝ち組だなと言われる要因になります。私の会社も125日以上年間休日があるので、羨ましがられることもありました。
休みが多くて損することはないので、勝ち組企業の特権と言えます。
関連記事大企業はぬるま湯ばかり?ぬるま湯と言われる理由を解説
②給与が高い
大企業は給料が高いところがほとんどです。そしてこれが勝ち組と言われる大きな理由になっています。
以下は厚生労働省が発表した「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」データですが、男女とも大企業の方が平均年収が高くなっています。
このように大企業は中小企業よりも給与が高い傾向にあるため、大企業の方が給料面では勝ち組と言えます。
③安定している
大手企業は資本金も高く資金面で余裕があるため、安定しています。少しの業績不振でつぶれることもありません。
中小企業やベンチャー企業の場合、巨額の赤字が出れば会社自体が倒産する可能性も。大企業も0ではありませんが、限りなく可能性は低いです。
実際に以下部分で安定していると感じました。
- 多少の業績不振でもボーナスがしっかり出る
- 会社に体力があるので、投資に回すお金があり事業を続けていける
- 取引先やクライアントが多数いるので、潰れるわけにはいかない
このように悪くなってもあまり感じにくいですし、大企業が故に多数の企業にも支えられて安定しているなと感じることが多かったです。
安定した会社で安定した生活を送りたい方にとっては、勝ち組と言えるでしょう。
④社会的評価が高い
大企業は知名度が高く、社会的信頼度が高いです。
社会的な信頼が高いと、家を購入する時のローンが組みやすい、初対面の人から怪しい人と思われにくい、などといったメリットがあります。
社会的評価が高いことで、自分の実力以上に評価されることもありました。会社の看板のおかげですね。
社会的評価が高いことで得られたことは以下でした。
- チヤホヤされる
- 異性からの受けが良い
- 凄い人と思われる(実際はそんなことないのに)
信頼度が高いからこそ得られる恩恵があります。大企業だからこそ得られるものなので、勝ち組になったなと感じる人も多いはず。
社会的評価には大企業が勝ち組と言われる大きな理由の1つです。
⑤福利厚生が充実している
大企業は福利厚生が充実している点も勝ち組と言われる理由です。
会社によって様々ですが、福利厚生は以下のようなものがあります。
- 寮・社宅
- 家賃補助
- 財形貯蓄制度
- 社員割引
- 団体保険割引
- 自動車保険団体割引
- 持ち株制度
- 子供手当
- 通勤手当
- 特別休暇・・・etc
特に社宅・家賃補助は経済年収的に大きなプラスになるので、かなりでかいです。家賃の6~8割を会社が負担してくれるので支出が減ります。
大企業でなくてもある場合もありますが、大きな企業ほど家賃補助といった福利厚生が充実している傾向にあります。目に見える形で恩恵を受けれるので、勝ち組と考える人もいるでしょう。
⑥転職しやすい
転職しやすいことも大企業の勝ち組ポイントです。
なぜなら転職する際に職歴が重要視されるからです。大企業での勤務経験があると大企業の仕組みを理解している、多数の部署と関わりながら仕事を進める経験があることなどを評価され、大企業⇒大企業の転職がしやすいと感じました。
私は転職活動で4社から内定を頂きましたが、これは実力以上に大企業勤務での経験が効いたからだと思っています。いわゆる錯覚資産が働きました。
このように今現在働いてることで得られるメリットの他に、将来的なキャリアも開ける可能性が高いです。
このような理由から大企業は勝ち組と言われています。
関連記事大企業は楽すぎる?本当に楽なのか7年以上働いた筆者が解説
大企業内でも勝ち組と負け組に分かれる
ここまで大企業が勝ち組と言われる理由について解説しました。晴れて大企業に入社、転職できた方もいると思います。
しかし、大企業内でも勝ち組と負け組に分かれてしまいます。「負け組だ・・」と辛い思いをしないようにそれぞれの特徴を解説します。
- 勝ち組:出世コースに乗る人
- 勝ち組:安定志向で長く働きたい人
- 勝ち組:出世しなくても良いと割り切れる人
- 勝ち組:会社に依存せず、利用できる人
- 負け組:会社の言いなりで働き続ける人
- 負け組:自分の意志や成長意欲がない人
- 負け組:会社への不満や愚痴を言い続ける人
1つずつ見ていきましょう。
勝ち組:出世コースに乗る人
大企業の中でも出世コースに乗る人は言われる勝ち組です。
出世するには実力だけでなく、運やタイミングも必要ですが、出世しやすい部署や人もいます。
例えば、
- 上司が出世している
- 売上構成が高い部署にいる
- 上司や先輩に気に入られている
このような人は出世しやすい傾向にあります。今の時代は誰でも出世を目指すわけではないですが、出世する人は給料も上がり勝ち組と言えます。
勝ち組:安定志向で長く働きたい人
安定志向で長く働きたいと考えている人も、勝ち組と言えます。
なぜなら大企業の特性とその人の目指す先がマッチしているからです。冒頭にも記載したように、自分が良いと思う環境で働くことが一番勝ち組に近づきます。
私も安定した環境で働きたい気持ちがあったので大企業を選択しました。
自分が求めるものが大企業で得られるか、という視点で考えてみてください。
勝ち組:出世しなくても良いと割り切れる人
逆に出世しなくても良いと割り切れる人もある意味勝ち組です。
というのも、大企業での出世は多くのライバルや同期と戦い、年功序列の中でもコツコツと頑張って、やっと数100人に1人が部長になれるレベル。ぶっちゃけかなり大変です。そういった出世競争に疲れてしまう人もいます。
>>参考:大企業の仕事についていけない?辛いと感じるポイントを解説
だからこそ、完全に割り切れる人は出世争いから離脱して、大企業の恩恵を得ながら働いていけます。
メンタルが強めの人にとっては、勝ち組と言える環境です。
勝ち組:会社に依存せず、利用できる人
会社に依存せず利用できる人は勝ち組です。なぜなら大企業を利用することで最大限会社から恩恵を受けられるから。
例えば、以下のようなパターンです。
- 大企業で○○のスキルを身につける⇒大企業で得た人脈とスキルを活かして独立
- 会社負担の英語学習やUdemyなどの講座を受けまくる
- 大企業でキャリア経験で箔をつけてさらに別会社へキャリアアップ
会社に使われるくらいなら、使えるところは使い倒しましょう。また会社に依存せず副業で自身のスキルや年収を上げておけば、いざ会社の状況が悪くなっても選択肢が増えます。
>>副業しないとやばいって本当?おすすめの副業と注意点を解説
若いうちから自身の収入を増やすことに、会社以外でも注力されてる方は勝ち組思考ですね。
>>参考:【2024年12月版】地味に儲かる副業23選|注意点や始め方を詳しく解説
負け組:会社の言いなりで働き続ける人
ここからは負け組と言われる人についてです。一方会社の言いなりで働き続ける人は負け組と言われます。
理由は会社に良いように使われるから。例えば、以下のような事例です。
- 来月から転勤を急に命じられる
- 雑務やレベルの低い仕事ばかり振られる
- 散々頑張ってきたが、子会社に転籍になる
真面目に働いているのは、当然悪いことではありません。しかし大企業は会社側の都合で従業員を振り回すこともあります。
時には主張したり、断ったりすることをしないと自分の人生があらぬ方向に進んでしまうことにもなりかねません。言いなりになりすぎないことが必要です。
負け組:自分の意志や成長意欲がない人
自分の意志や成長意欲がない人もNG。
意志や成長意欲がないとその会社でしか仕事ができない人になってしまうからです。そうなると転職もできず、ぶら下がるしかなくなります。
成長意欲があってもスキルが身につかない環境も危険です。しかし、自分の意志がなければどんなに環境が良くても伸びないです。
そのような事態にならないためには、自分自身で稼ぐ力を身につけることが必須になります。今の時代、会社にだけ依存してるのはリスクが高いです。
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負け組:会社への不満や愚痴を言い続ける人
会社への不満や愚痴を言い続ける人も負け組です。
言うまでもないですが、不満や愚痴を言い続けても現状は何も変わりません。行動せずにいると成長もせず、大企業にいるだけの人になってしまいます。
このようになってしまっては、窓際社員になる可能性も。不満はほどほどに目標を立てて積み上げていくことが大事です。
私も文句ばっかり言って中々前に進みませんでした。現状大企業でも不満を感じてる人や、それ以外でも負け組だと感じている人は、毎日少しずつ行動することでちょっとずつ人生が変わっていきますよ。
>>人生に迷ったら?やるべきことと決断方法を解説【本当にやりたいことをやろう】
勝ち組と言われる企業で働くには
最後に勝ち組と言われる企業で働くには、どうすれば良いか解説します。
①自己分析に注力し就活に全力を注ぐ
まずは新卒で大企業に入社することを目指しましょう。そのためには自己分析が何よりも重要です。
自己分析とは
自分の生い立ちや価値観を棚卸しして見つめ直すこと。また自分の価値観や重要視していること、得意なことなどを整理すること。
自己分析が重要な理由は、自分の強みを理解していないと面接でもアピールできないですし、何より自分が幸せに感じる状態がどういう環境なのかを分かってないと、ミスマッチになってしまうからです。仮に大企業に入社しても幸せでなければ意味がありません。
自己分析におすすめの転職本
自己分析は自分一人ではなかなか難しいので、おすすめの書籍を3冊ご紹介します。
- ストレングスファインダー:自分の強みは何か、才能はどこにあるのかわかります
- 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方:好きなこと・得意なこと・価値観に気づけます
- 「向いてる仕事」を見つけよう:自分が向いてる仕事は何なのかを学べます
他の書籍でもOKです。自己分析を実施して絶対に損はしないので、まず実施してみてください。自己分析ができたら、強みやこれまでの経験を整理して就職活動を進めていきましょう。
関連記事転職を検討する20代におすすめの転職本10冊をご紹介
②転職でキャリア入社する
新卒で大企業で働かなくても、転職で大企業にキャリア入社する選択肢もあります。
難易度的にはこちらの方が低いです。というのも仕事できちんと成果を残しておけば、大企業へアピールする内容が豊富にあるからです。
実際私の会社にも中小企業⇒大企業へと転職した方もそれなりにいます。新卒でダメでもチャンスはいくらでもあります。
大手を狙うなら、大手企業を扱う転職サイトを利用しておきましょう。
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大企業に就職することを目的にしない
最後に注意点です。就職や転職で大企業ばかりに注目して、大企業に入ること自体を目的にするのは止めましょう。大企業ばかりを見ていると、自分に合った企業に入社するチャンスを逃す可能性があります。
大企業に就職することが目的ではなく、自分に合った会社で自分らしく働くことの方がよっぽど大事です。
そのためには、以下の3つの軸から自分を見つめ直してみてください
- 好きなこと:興味を持てる分野か
- 得意なこと:無意識にしてしまう、強みを活かせる分野か
- 価値観:短期的な働き方、長期的なキャリアや働き方の目標を満たせるか
自分に合う仕事が大企業で出来そうであれば、挑戦しましょう。あくまでどこで働くかは手段です。
※詳細は「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」の書籍で詳しく書かれています。
関連記事大企業にしがみつくのは危険?しがみついた方がいい人の特徴を解説
まとめ:大企業でなくても負け組じゃない|自分に合った仕事を見つけよう
今回は、大企業が勝ち組と言われる理由や、大企業に入れなかったら負け組なのか?について解説しました。
最後にもう一度おさらいします。
大企業が勝ち組と言われる理由
- ①休みが多い
- ②給料が高い
- ③安定している
- ④社会的評価が高い
- ⑤福利厚生が充実している
- ⑥転職しやすい
- 勝ち組:出世コースに乗る人
- 勝ち組:安定志向で長く働きたい人
- 勝ち組:出世しなくても良いと割り切れる人
- 勝ち組:会社に依存せず、利用できる人
- 負け組:会社の言いなりで働き続ける人
- 負け組:自分の意志や成長意欲がない人
- 負け組:会社への不満や愚痴を言い続ける人
勝ち組、負け組と色々言われることもありますが、個人的にはあまり好きな表現ではないです。繰り返しですが、自分が良ければそれで良し。他人に勝ち組も負け組も決められる筋合いはないと思っています。
ただ色々言われるのが悔しい。。そう感じる方は、大企業で勝ち組と言われる環境で働いてみることをおすすめします。
本記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは本日はこの辺りで!
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